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風が強く吹いている・ミズノコラボ記念企画『高見諒スペシャルインタビュー』

風つよ×ミズノ

この度、箱根駅伝を舞台にした現在放映中の人気アニメ『風が強く吹いている』と、総合スポーツメーカーミズノ(株)とのコラボ商品の予約販売をバンコレ!にて開始いたしました。 <商品一覧ページ
今回のアイテムは、劇中で着用されている衣装をベースに、ミズノの持つ技術力を注ぎ込まれた本格仕様で商品化されています。 そこで、東洋大の10区の走者として09・10年に箱根駅伝優勝のゴールテープを2度も切った高見諒さん(ミズノ(株)所属)に、今回のアイテムについて説明をしていただきました。
高見さん 高見諒(たかみ・りょう)
2011年にミズノ㈱へ入社。
東洋大学 在学時には2009年大会・2010年大会の二度、箱根駅伝に出場し、10区アンカーとして優勝のゴールテープを切った。
現在は、ミズノ㈱コンペティションスポーツ事業部 事業販促部 陸上競技課に所属し、トップクラスの陸上選手に対してシューズやウエア等の開発要望のヒアリングや、商品提供を行う業務を担当。選手の活躍を用品面からサポートしている。

風が強く吹いているコラボアイテムについて



■『ウォームアップウエア』について
高見さん 高見さん(以下、高見):今回のウォームアップウエアでは、吸水速乾に非常に優れた生地を採用しました。肌ざわりも良く、より伸縮しやすい性質も持っています。
また、服の構造としては切り替えを多く取り入れているので、身体の動きにフィットして動きを妨げにくい作りになっていますね。

ー実際に陸上選手の方も使ってらっしゃるような仕様なんでしょうか。

高見:そうですね!今回の商品では陸上競技用のウエアに多い細いシルエットを採用しています。長距離選手は特に細身の方が多かったりするので、今回のウォームアップウエアもウエストが締まったタイプの細身のシルエットを採用しています。

---こういったウォームアップウエアを、陸上選手の方が実際に着用しているのはどんなシーンなのでしょうか。

高見:レース前の走者は、基本すぐ走れるように「ユニフォーム+ベンチコート」でいることが多いです。
ただ、それ以外の移動の時間や練習の時間は基本的にウォームアップウエアを着ていることが多いですね。





■『ランニングウエア』について
高見さん高見:走る時は全身運動になるため、直接肌に触れ続ける『ランニングウエア』の生地は 肌に触れても影響しにくい素材を採用しています。勿論、汗を吸って生地が重くならないよう、ウォームアップウエア同様、吸汗速乾に優れた生地にもなってますよ。
また、パンツの方にはインナーパンツも付属しているので、これだけ履いて走ることが出来ます。

ーえ、裸に履けるんですか!?

高見:基本はそうです(笑)
ランニングパンツには基本インナーパンツが付いているので、箱根駅伝に出るような選手は基本ランニングパンツだけで、それ以外は何も履いてないと思います。
長距離を走る選手は股ずれになりやすいこともあり、こういった仕様になっているんです。

ーなるほど。ちなみにランニングウエアは夏・冬問わず同じ仕様なんでしょうか。

高見:同じですね。冬のような寒い時期はランニングウエアに加え、腕につけるアームウォーマーや手袋と言ったオプションを着用することはありますが、ランニングウエアは同じなんです。
ただ、箱根駅伝で山登り・山下りがある特に冷える5区・6区では、Tシャツを着て走ったりする選手もいたりしますよ。 次の箱伝ではそういった走者の恰好も注目してみると面白いかもしれませんよ!


■『シューズについて』
高見さん高見:今回のシューズでは、“WAVE CRUISE series(ウエーブ クルーズ シリーズ)”という実際に箱根駅伝を走る走者が使っているようなタイプをベースに採用しています。
ミズノが持っている技術の一つなんですが、
WAVE形状(波形)に立体成型されたミッドソールが2層に重ね合わさっており、
薄底ながら接地した時の衝撃緩和と前に進む推進力を兼ね備えたソールになっています
また、この黒い点々が地面をしっかり噛んでくれるので、足を蹴り出す際も滑りにくく地面をしっかり捉えることが出来ます。
さらに横ブレにも強く、左右に力を逃がさずにしっかりと前に進めるのも大きな特徴です。



↓こちらがミズノさんが持つ技術『MIZUNO WAVE』
高見さん


ー実は今回のシューズ、走モデルと灰二モデルとでソールのタイプが異なってるんですよね。走の方はスピード重視の『エキデンソール』、灰二モデルでは安定性の高い『クルーズソール』を採用しています。
高見さんご自身は、現役時代どちらのタイプのソールを使ってらっしゃったんですか?


高見:現役時代はスピード重視のタイプのソールを使っていました。

ーそうなんですね!逆に周りのランナーで、安定性の高いタイプを履いて走ってらっしゃる方はいましたか?

高見さん高見:むしろ、安定性の高い「クルーズソール」を使う選手の方が昔も今も多いですよ。たぶん全体の7割くらいは安定性の高いタイプのシューズを履いているんじゃないでしょうか。
「クルーズソール」の方が昔から展開しているシリーズでリピーターが多いというのもありますが、高い安定性ゆえに日本人には受やすいのだと思います。
具体的な仕様の違いで言うと、「クルーズソール」はミッドソールに白い切れ目が入っていて、その切れ目によって接地している時間がより長く、よりしっかりと地面をつかむことが出来るようになっています。接地する時間が長くなる分、ソールも少し厚めになっています。逆に、「エキデンソール」は切れ目がないんです。なので、接地してもすぐ反発してより前に進みやすい仕様になっています。
↓こちらが『エキデンソール』。
確かにソールの切れ目が少ない。

高見さん
※写真は今回の販売品とは異なります。

日本人は踵から接地してペタペタと走る選手が多いので、海外の選手に比べて接地時間が長いんです。なので、「クルーズソール」の様な安定性の高いシューズがより支持されているのだと思います。
ただ、エチオピアやケニアの選手のように、つま先で跳ねながら走るタイプの方であれば「エキデンソール」の方が適していると思います。
是非、自身の走り方に合わせて選んでいただければと思いますね!

■『バッグ』について
高見さん高見:今回のバッグは陸上に限らずあらゆるジャンルの競技で使いやすい、ミズノの人気モデルをベースにしています。バッグ側面にはシューズが収納できるポケットもありますよ。

―高見さんは現役の時こういったバッグを使ったりされてましたか。

高見:はい、中継所に向かう時は最低限の荷物をバッグに入れて持ち運んでいたので、こうったバッグを使用していました。
競技問わず使える仕様なので、見た目も汎用性の高いシンプルなデザインになっています。チームでバッグのデザインを揃えたいといった学校や競技団体も多いので、正面に大きくロゴが配すことができるようにもなっていますね。
今回は「風が強く吹いている」のアイテムなので、勿論正面には「寛政大学」のロゴが刺繍で入っています。


現役時代について


―今回の商品は12月20日より予約開始となりましたが、この後、実際に箱根駅伝の開催も控えています。なので、高見さんの現役時代についても色々伺いたいと思います。
アニメの「風が強く吹いている」の登場人物たちは箱根の山を目指して練習をしていますが、高見さんは現役の頃、どういった気持ちで箱根を目指していたか覚えていますか?


高見さん高見:はい、覚えていますよ。
そもそも自分が入学した時は、東洋大は箱根駅伝で優勝したことがまだ無かった時代なんです。大学1年目の時の箱根駅伝の順位も10位で、初優勝をしたのが大学2年目の頃でした。
もともと「箱根駅伝への出場」を目指して練習していたのが、大学2年目の時に初優勝をしてからは「箱根駅伝で優勝」を目指さなくてはいけなくなったため、モチベーションの持ち方を大きく変えなくてはならなくなったことをよく覚えています。

ー箱根駅伝の10区ではどういったことを考えて走ってたんでしょうか。

高見:よく聞かれるのですが、実際は何も考えずに走ってました。(笑)
と言うよりは、自分のペースを確認することに集中しているので、それ以外のことは考えられないです。
逆に、ご自身が走られるときは何か考えて走ってますか?

ー「しんどい」とか「あと何分だけ走ったら切り上げよう」とか考えてばかりで、逆にそれ以外のことに思考をめぐらす余裕ないですね…(笑)

高見:それと同じです(笑)

ー「風が強く吹いている」のメンバーたちは竹青荘という寮で皆で生活をしていますが、高見さんもそういった環境で走ってたんですか?

高見:はい、僕も全寮制で陸上部の寮で生活をしていました。どれだけ大学と家が近くてもその寮に住まないといけなかったんです。ただ、竹青荘と違って、当時僕たちは2人で一部屋でしたけどね。
10時半消灯、朝練は5時15分に集合と、箱根駅伝出場大学の中でも東洋大学は一番朝が早いんじゃないかと思います。

ー寮で生活していた中で印象深い思い出ってありますか。

高見:一緒に生活していたので沢山ありますね。(笑)
ただ、競技柄お酒をあまり飲んではいなかったので、箱根駅伝が終わって一番気が緩む時期に寮でどんちゃん騒ぎしていたことはよく覚えています。

ー竹青荘のメンバーはよく寮で宴会してますよね。(笑)

高見:でもお酒が好きな人は、飲んでましたよ。

ータバコ吸っている人はさすがにいないですよね?

高見:いないですね!(笑)

ーニコチャン…(笑)

高見:やっぱりタバコは直接肺に影響しちゃいますから。
陸上部の寮の近くには他の部活の寮があったので、お昼の時間に定食屋でタバコを吸っている学生とかと席が隣になると臭くてたまらなかったことを覚えてます。(笑)
陸上部のメンバーは皆タバコの煙は毛嫌いしてましたね。

ーやっぱりタバコの煙はランナーにとって天敵なんですね…!
では最後の質問になりますが、箱根駅伝で襷を繋いだ中で感動したこと、印象的だったことをズバリ教えてください!


高見さん高見:最後、襷を持ったチームメイトが直線の向こうに姿を現した時は感動しました。
ただ、箱根駅伝は2回走らせてもらったのですが、いずれも優勝がかかった区間だったのでプレッシャーも相当大きかったです。
今でもかなり印象が残っているんですけど…、大学2年の駅伝の時に自分が10区のスタート地点で東洋大の襷を待っていた際、沿道から「東洋大学、優勝おめでとー!!」って言われたんです。

ーまだ走ってないのに!

高見:そうです。純粋に東洋大のファンの方が応援してくれたのか、それともライバル校のファンの方が敢えてそう言ったのか、分からないんですけど。
考えすぎてしまうと、そういった些細なことにも精神状態を大きく左右しかねないので、その記憶が今も強く思い出されます。

意外とそういった記憶が強く残っているものなんですね!ありがとうございました、質問は以上となります!
それでは、最後まで読んでいただいた方に向けて一言お願いします!
高見:僕は「風が強く吹いている」の小説を読んだことも、映像を見たこともありますが、どちらも忠実に作りこまれていて陸上経験者の自分からしてもリンクするところが多く大変面白い作品です。
今回の商品化を通して、「風が強く吹いている」や「駅伝」の魅力を少しでも感じていただけたら幸いです!


ミズノコラボアイテム一覧
風つよ×ミズノ

撮影:河野優太
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